短い独身時代に(私は23歳で結婚したので、独身生活はホントに短いものでした)、忘れられない旅行があります。。。
それは、平家物語ゆかりの地を訪ね歩いた一人旅のことです。
私は生粋の文学少女で、暇さえあれば本を読んでいる子供でした。
特に中学校入学以降は古典文学の言葉の美しさに感動したのと、歴史が好きになったことが影響して、平家物語などを読み漁っていました。
で、ですよ。
最近、低視聴率と汚い映像で話題になっているNHKの大河ドラマのアレですw
あれはやっぱりちょっとキムチ臭がして、個人的には納得できない部分も多々ある大河なのですけれど、でもやっぱり平家物語は好きだ~w(清盛はそうでもないけど、平家一門の物語は好きw)
なので、観てますwwwいろいろ文句を言いながらもw
あれを見ると思い出します。
大阪の学会そっちのけで(あ、言っちゃったw)六波羅密寺(六波羅界隈)や、大原の健礼門院陵や寂光院、その後神戸に回って福原界隈や一ノ谷、そして須磨寺を見て歩いたことを・・・。
好きなことを仕事にできなかった私にとって、そのうちに歴史の本や古典を読むことは苦痛になっていきました。。。
現実逃避なのかな・・・なんというか、いつの間にかそういう事が好きだったということ自体にフタをして心の奥底にしまいこんでしまったというか、そうこうしているうちに年月が経って、息子が中学生になるまでは忘れていました。自分が平家物語が好きで、史跡歩きまでしたということを・・・w
国文系学科が主力の大学附属の中学校に通う息子の教材を見たり、話をするようになって、そしてそのタイミングで大河で平清盛が放映され始めて、あの頃の懐かしい旅行が思い出されてきました。
(個人的には、あの史跡歩きをした一人旅が人生で一番楽しい旅行でした。新婚旅行よりもはるかにwww)
現在、私の後を追うように、息子が古文好きになってきています。。。w
(彼はどちらかというと漢文、というか中国史、というかもっと端的に言うと三国志が好きなようで全巻読破したうえに登場人物も詳細に覚えているマニアですがw)
最近は「竹取物語」(今は昔 竹取の翁といふものありけり。野山に混じりて竹を取りつつ よろづのことにつかひけり・・・」で始まる例の最初の1章を全て暗記してましたwww(もちろんテスト対策ですw)
懐かしいなぁ。
最近はガンダム談義の代わりに(授業や部活で忙しくてゲーセンに行けないので)、息子と葉もっぱら古文談議に花を咲かせております。
国語が苦手で古文が大嫌いな理系の夫は、一人置いてけぼりですw
こういう楽しみも出てくるのね~。
(それに、歴史の教科書などには、私達が最近リアルに経験した東西ドイツ統一とかソビエト連邦崩壊が普通に「現代史」として書かれているので、それもまたビックリですw ああ、もう歴史になっちゃってるんだ~と感慨深くなります。)
息子ももう親と一緒に旅行したりする年ではないから、きっと平家物語の史跡めぐりの旅を企画して誘っても一緒に付いてきてはくれないだろうけれどwまたいつか、今度は夫と二人ででも、見て歩きたいと思ってます。(夫は歴史オンチだから興味ないだろうけどw)
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