» 2013 » 11月のブログ記事

透析患者はどうしようもない、というような話をする透析スタッフは少なくないと思います。
自分に甘く、病的にワガママで、制度や福祉に甘え放題で、やってもらえることは当たり前で感謝の気持ちはまるでなく、文句ばかり言って、自己管理は途方もなく悪く・・・
私自身、透析に携わるスタッフとして、上記の意見はイヤというほどわかります。

そんな私も今では透析患者ですけどね・・・w

当院にも、中2日の体重増加が10%超の患者は少なくないし、Pは毎回7オーバーだし、Kも6超えだし・・・って言うどうしようもない方が沢山いらっしゃいます。
食事指導をしようが、血圧が下がって死ぬ思いをしようが、下肢攣れで辛い思いをしようがどこ吹く風。次の透析のときにはまたケロッとして爆発的な体重増加を記録してきます・・・w

私も、ショックまでは行きませんが(その前にナースコールするからw)下肢攣れで辛い思いをしたことは複数回あります。
飲み会の次の日とか、バーベキューの翌日なんかは体重増加が多いので除水も多くなり、足が攣ったり血圧が下がったりします。
それはもう辛くて、もう二度とこんな辛い透析はイヤだ、以後気をつけようと固く心に誓ったものですが・・・懲りない患者さんは少なくありませんw

私達スタッフは知識があるので、飲水量を控えるには減塩、ということが理屈でわかっています。
食塩8g摂取ごとに1kg水が増える(短絡的にいえばですけど)ということも理論で理解しています。
どんなに我慢しようと思っても、食塩摂取量が多ければ無理、我慢などできるはずもなく体重が増えることは知っています。
が。
患者さんはその知識が欠落しています。
塩と水が結び付かないので、普通の食生活を送り食塩摂取量が多い状態で水だけ我慢しようとするから辛くなる。
スタッフがいくら説明をしても、理論で理解するだけの生理学の知識が無い人も多く、同じことを繰り返してしまいます。

透析時間の延長に抵抗するのも、クリアランスの概念が無く、標準的とされる透析療法がどれだけ透析不足であるかを知らないから。

リンが常に高い状態で、いくら注意をしても食事に気を使えないのも、高リン血症が将来招くであろう血管の石灰化の結末の恐ろしさを知らないから・・・。

無知であるがゆえに、自己管理が出来ないんですよね。

私はヘタレで痛みに弱く、自分に甘くて我慢が出来ず、どうしようもない性格ですが、(導入期より自尿はゼロですが)自己管理はまぁまぁのレベルで出来ていると思います。
(飲み会とか娯楽の後は増えますけどw でもさすがにDWから10%とかはありませんw)
それは、ひとつは透析に携わるスタッフとしてのプライドというものも少しはあるかもしれませんが、一番大きいのは「知識」です。
知識があるから何故そうしなければいけないかを理解でき、必要以上の我慢を強いられることなく過ごせています。
(塩分摂取量を抑えれば喉は渇きませんから、それほど水を飲まなくても辛くありません。)

もちろん、コンビニで500mlのペットボトルのジュースを買って飲んでいる人を見ると羨ましいなぁと思うし、500mlのパックのコーヒー牛乳を見ると飲みたいなぁと思うこともありますw(透析導入前はどちらも普通にやっていたことですし、大好きでしたから。)
夏場はビールの大ジョッキが飲みたくて仕方が無かったし(時々飲んじゃったけどw)、飲み食いするたびに何か考えたり思ったりしなければならないこの生活にウンザリすることは多々あります。

それでも我慢が出来るのは、何より生きていたいからw
暴飲暴食を繰り返していた多くの患者さんの悲惨な結末を沢山見てきたから。
だからやれるんですよねぇ・・・。

自己管理能力が低くてどうしようもない患者さんというのは、おそらく知識の欠落が原因なのだろうと思います。
必ずしもすべての患者さんが、スタッフが説明したことを理解できるだけの理解力があるとは限らないので難しいところもあるかもしれませんが、理解力がある患者さんにはしっかりと説明をし「なぜこうしなければならないか」をとことん説明すると、状況は変わるのではないかという気がするのですが・・・。
(それもかなり難しいでしょうけれどw)

人間だから、常にずっと完璧にというのは無理ですけど(特にこれからまた宴会シーズンだしw)、
常にずっと管理が悪い患者さんというのは、無知や無理解が原因になっているケースも多々あるのではないかと思う最近です。

「英検3級」の中3は26% 文科省調査
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012013101002386.html

全国の公立中学3年のうち英検3級(中学卒業程度)以上の生徒と、同等の力があると教員が判断した生徒を合わせると26%だったことが31日、文部科学省の調査で分かった。

 文科省は「新学習指導要領で英語の時間が増えることもあり、生徒の英語力が向上するよう取り組みたい」としている。

 調査は昨年8~10月、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県を除く公立中学9161校、高校3317校で実施した。

 中3のうち10%が3級以上を取得。資格はないが3級以上と同等の生徒は16%だった。
2012/01/31 20:34 【共同通信】

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昨日は、英検の合格発表の日でした。
中学2年生の息子は今回、3級を受験しました。

文部科学省の調査によれば、中学3年生での英検3級以上の所持率はわずか10%ということです・・・。

息子は中2です。
中高一貫の私立中学に通っているので、公立中とはカリキュラムが全く違っており、既に中学課程の教科書はほぼ終わっている状態に加え、英語に関しては「プログレス」というハイレベルな教科書(中学3年で高校中級程度の学習が終わるレベルのもの)を入学当時から使用しているので、公立中の生徒と比べることは無意味なのかもしれませんが、単純に考えて、息子の現在の英語力は上位10%程度に位置していると判断しても過言ではなさそうです。。。

(でも、実際の息子の学力はかなり低いですけどw 学校の中では落ちこぼれだしwww)

私はただ単に、学力的なメリットよりも、生徒の質や学校の雰囲気を重視して息子に中学受験をさせたのですが・・・もちろん、入学後は良いお友達に恵まれ、学校生活をめいっぱい楽しみながら通えているので、その選択は間違っていなかったなと心から思うのですが、あの落ちこぼれの息子ですらこれだけ面倒見よくフォローして確かな学力をつけさせてくれる私立中というのはやっぱりスゴイ、と改めて思っています。

ちなみに息子の学年では、現在は過半数が英検3級以上を所持しています。中学入学時点で英検2級以上を所持している子も複数いました。
息子には塾などは一切通わせていません。学校の授業と、課外授業のみです。
公立と違って、息子達は0限(早朝授業)から8限(放課後17時まで)の授業に加え、課外授業や土曜日授業、学校が開催している英会話教室などには参加させてますけど、学校以外の塾などには(行かせる暇もないのでw)行かせていません。
それでもこれだけの確かな学力をつけさせてくれる私立校というのは、高い授業料を取るだけあるなと思いましたw

英検

気がついたら、私が透析患者になって9カ月が経過していました。

日本透析医学会の統計調査なんかを見ると、導入後1年以内の死亡率がとても高いので(もちろん、統計のカラクリは知っていますw 導入後間もない患者の死亡率が高い理由が何故かもわかっていますw)、正直、1年生きられるかな~・・・と不安でドキドキでした。

別に死ぬなら死んだで仕方ないと思うし、元より透析医療が無かったら9か月前にアタシの命は尽きてたんだし、それまでとは思うのですが・・・
息子がまだ中学生であることを思うと、最低でも10年は生きていたいと思って透析導入してもらったので、やっぱり今死ぬのはイヤでした。

で。
なんだかんだで9カ月。
1年生きられるかな~と漠然と思っていたけど、1年が見えてきました。
(と言いつつ、死んじゃうかもしれないけどw)

導入当初は身体的な苦痛がみるみる取れて行き、透析医療の凄さを実感してました。
味もわからなかった食事が美味しく感じるようになり、半年食事が出来なかったほどなのにわずか3回の透析でお腹がすくようになり、数メートル歩くのもやっとだったのに1週間で走れるようになって。。。

でも、体調が安定するにつけて、襲ってきたのは精神面での葛藤でした。
透析の受容が出来ず、本当に苦しみました。(今でも本当の意味での受容には至っていないと思いますが、導入当初よりはだいぶ諦めがついてきました。)

精神面での葛藤は、半年以上続きました。
死にたい死にたいと思いつつ、透析に向かってしまう自分自身への自己嫌悪。死にたいのなら行かなきゃいいのに、アタシってバカでヘタレだと自分自身を蔑みつつ、職場や透析病院、息子や夫の前では努めて明るく普通に振る舞って・・・気が狂いそうでしたw

徐々に諦めがついて、精神的に落ち着いてきた頃、穿刺の痛みが以前ほど苦痛ではなくなってきたことに気付きました。

穿刺が怖くて怖くて痛くて痛くて、人に何万回も穿刺してきた私なのに、自分が刺されることには一向に慣れませんでした。
嫌で嫌で、透析がイヤというより穿刺がイヤでしたw
いつか慣れるよ、と患者さんに励ましてもらっていましたが「全然慣れないじゃん!!」と内心焦ってましたw

それが徐々に抵抗が無くなり、自己穿刺も可能となりました。
(自己穿刺って技術より、恐怖心との戦いの方が大きいのですw)

透析って辛いことも多いけど、導入してから患者さんの気持ちが痛いほどわかるようになりました。
そして、それまでいかに自分がダメなスタッフであったかも思い知らされました。
良い体験をしたと思ってます。
(でも、そんなこと解らなくても良かったから、健康でいたかったと思う気持ちの方が強いけれどw)

いろいろありますが、1日1日を大切に、莫大なコストをかけて延命してもらっているこの命を無駄にしないよう仕事を続けて(なるべく多く納税できるよう頑張ってw)もう少し生かして頂きたいと思ってます。
納税者のみなさま、ホントにゴメンなさい。

地元の公立中学校の職場体験学習の受け入れが始まりました。
中学生ですから、うちの息子と同じお年頃のお子様たちです。

そういえば、ウチの息子も夏休みに職場体験学習に行ってました。
息子の学校は神社本庁総括の某大学付属中学なので、職場体験学習は神社です。
全員強制で神社行きw
公立中みたいに、病院やマクドナルドやレンタルビデオ店などを選ぶことはできません。
てことで、息子は今年は神主体験をして来ました。(ちなみに来年は全員裁判所。裁判官体験をするようです。)

ヤツは入学当時から神社の参拝方法などのマナーを徹底的にたたき込まれているので、今では親のアタシより完璧ですw
(アタシも一応、息子と同じ系列大学の附属高校を出た両親に育てられたので、神社の参拝マナーは知ってたつもりなんですけどね・・・w)

閑話休題。
で、今年も当院に可愛い中学生が職場体験にやってきました。
ほとんどみんな看護師さん希望ですw
技士希望なんて1人もいませんwww(知名度低すぎw)

男の子が数名混じっていたので、その子達には看護師体験は可哀想だろうという師長の計らいで、男の子だけ数名お預かりすることになりました。
ポンプ類や透析装置、RO装置、人工呼吸器など一通りの医療機器を見せながら、MEの仕事について説明しました。

「そんな仕事があったんですね~!カッコイイ!この仕事なら医療系目指してもいいかも・・・」

と言ってくれる子がいましたが・・・
おせっかいなアタシは、

「給料激安だし、保助看法の壁があって医療行為の制限は多いし、病院内の立場は弱いし、診療報酬による裏付けが無いから切られやすいし、所詮名称独占の仕事で代わりはいくらでもいるし、あんまり良いことないわよ。なるんだったら看護師の方が、潰しがきくし、許されてる医療行為も多いし、業務独占だし、院内での立場も強いし、看護協会には政治力あるし、どうせ同じ期間学校に行くんだったら絶対看護師の方がお勧めよ~」

と言ってしまいましたw

ああアタシってホントに技士失格w

でも、本気で自分の子供にすら勧められないこの仕事を、ヨソサマのお子様にはお勧めできないもんな~・・・。
iPS細胞の話がチラチラ出始めた昨今、透析業務に携わってる人が大半のこの仕事なんて、この先何十年安泰なのか先も読めないし・・・。

もっとも、透析患者でもある私としては、透析業務しかできない技士の大半が食いっぱぐれることになろうとも、そして今現在は透析病院に勤務しているアタシ自身が職を失うことになろうとも、iPS細胞が実用化して腎臓移植できるようになって透析から解放されたいと心から思うんですけどね~・・・。
でも実際は、透析でゴハン食べてる業界の人が沢山いて利権がいっぱい絡んでいるから、おいそれとはiPS細胞の実用化なんてされないだろうし、透析が無くなることもないんだろうけどねぇ。。。

私立中の遠足はスゴイのです。

来週、息子達は1泊2日の遠足に出かけます。
行き先は鎌倉なのですが・・・

息子たちの中学では、遠足も旅行も全て「現地集合・現地解散」なのですw

つまり、今年は北鎌倉駅に集合、鎌倉駅で解散。(息子たちの中学の最寄り駅から鎌倉まで、電車で2時間半くらいかかりますw)

私立中なので、都内から通っている子もいれば、那須塩原から新幹線で通学している子も居ますが・・・全員が鎌倉に現地集合なのです。

1年生の時は日光に現地集合、
2年生では鎌倉、
来年は、なんと京都に現地集合ですwww

何故そんな事をしているかというと・・・息子たちの学校では3年生になると全員オーストラリアホームステイに行きます。
ホストファミリー宅から、毎日自力で電車とバスを乗り継いで、指定された学校に通わなければならないのです。
異国で、言葉の通じない国で(まあ最小限の英会話は身に付けさせられていきますが)、地図と標識を頼りに現地の学校に自力で通うためには、国内では京都であろうと自力でたどり着けないと無理、という理由からのようです。

そんなわけで、息子達は毎日のように、電車のルートや時間の確認、現地で回るコース取りなどを決めるため、放課後遅くまで話し合ったり調べ物をしたりしているようです。。。(現地でも基本自由行動です。集合時間だけは決められているようですが、班ごとに何処を回っても自由みたいです。)

公立中だったら、とてもこんな恐ろしいことはできないでしょうw(たぶん、現地にたどりつけない、たどり着かないでどこかに行っちゃう子が数人は出るでしょうからw)
それでも、いくら入試で選抜してある程度の質と能力の子だけを入れている私立中とはいえ、先生方は毎年胃が痛くなる思いで、現地で子どもたちを待っているだろうと思うと、本当に頭が下がります。(子どもたちを信じるしかないのでしょうが・・・まだ中学生ですから、やっぱり心配ですよね。。。)

今回私は、息子が自分で往復交通費を計算して必要な費用を言ってくるまで、色々口を出したいのをグッと堪えて黙って見てました。
交通費の計算はネットで計算して無事に正しく算出出来た様なので少し安心しましたが、無事に遅刻せずにたどり着けるかどうか、今回はちょっぴり心配ですw
(都内位までは、お友達ともしょっちゅう遊びに行っているし、校外学習でも年に数回現地集合で行ってるのですが、鎌倉はさすがに少し遠いですからねぇ・・・まあ湘南新宿ラインで1本なんで都内と大して変わらないと言えばそうなんですけどw)

たかが鎌倉でこんなに心配なのでは、来年の京都や、オーストラリアは夜も眠れないくらい心配になるんだろうなぁ・・・。

息子を1人海外に送り出したのは、小学校の時のグアム旅行で経験済みですが、あの時は4日で帰ってきたからなぁ・・・w(それでも毎晩電話しまくりだったけどw)
ああ心配。

現在中学2年生の息子が、先日受験した英検3級の学科試験に合格していました。

英検3級は、中学校卒業レベルと言われています。
息子は、私立の中高一貫校に通っており、英・数・国の3教科は先取り学習(中学3年間で高校課程前期の学習まで済ませる)をしているので、2年の2学期で中学卒業レベルの英検の学科試験に合格していても、まあ当然と言えば当然なのかもしれないのですが・・・

息子の学習態度を間近で見ていた親の私としては、ちょっと意外というかなんというか・・・

だって、息子、全く勉強してませんでしたからねぇ・・・w

英検の試験の前日も、同級生みんなとマクドナルドでランチをしながら勉強していたようなのですが、息子はひとりモンハンのゲームに夢中で全くやっていなかったらしく・・・orz
(もちろん帰宅後も全くやっていなかったしw)

アタシが買ってやったテキストも、1回流し読みした程度で、付録のCDなんて封も切ってなかったし・・・

それが、意外なほど好成績で合格してたのでビックリ仰天w(リスニングに至っては満点でしたw)

私立って学費がバカ高いけど、やっぱり大したものよねぇ・・・。
あのバカ息子が、ほとんど勉強もしないで2年生の時点で英検3級取れちゃうんだもんね・・・。
(ちなみに同級生の優秀なお子様たちには2級所持者もいます。アタシが2級取ったのは高校の時だったけど、やっぱり私立に行くような子たちは(息子を除いては)頭の出来が違うのねぇ・・・w)

そんなわけで、次の日曜日は面接の2次試験に行くようです。
学科通ったんだから、2次はまず心配ないとは思うけど・・・体育会系のバカ息子は、日曜日の英検2次試験よりも木曜日にあるマラソン大会のことで頭がいっぱいなようですwww
(バスケ部の名誉にかけて上位を目指すとか何とか張りきってますw 去年は4位というビミョーな成績だったけど、今年は2年生だし、バスケ部キャプテンだし、本人にとっては英検なんぞよりよほど重要なことのようで・・・親としては何とも複雑w)

運動なんてテキトーでいいんだからさ~・・・
勉強頑張ってほしいんだけどなぁ~・・・www(運動出来たってそれで食っていける訳じゃないんだからさ~・・・)