いよいよ透析導入が年明け早々に決まり、(本音は)かなり落ち込みまくっていて暗い気持ちになっておりますが・・・こうなってはもう仕方ありません。
導入前からブログを綴っていらっしゃる、同じくらいの年代の女性の腎不全患者さんの日記を読んだりしておりますが、その人たちに比べたらアタシはなんと恵まれているんだろうと(状況も病態も理解できている分恐怖心を持っていない)、今の立場にありながら透析患者になるという自分の状況に感謝せずには居られません。
普通の患者さんは、シャントオペと言われてはドキドキビクビクし、恐怖におののき、
シャント作成後は必要以上に神経質になって管理に気を使って眠れないほどの思いをし、
透析導入前夜は、初めて見る体外循環の光景に恐怖を覚え・・・
人によっては穿刺の針の構造すら怖くて見つめられない、
そんな精神状態の中導入されてくるんですよねぇ・・・。
それに比べてアタシは、(20年近く前の新人教育受けてた時代だけど)シャントopeは見たことあるから何をされるかは嫌というほどわかっているし、
毎日患者さんに針刺しをしているから、針刺しが怖いということもない。(痛いだろうからいやだなぁとは思うケドw)
回路の中をぐるぐる回る血液を観たって、別にそれが普通の光景だから何とも思わないし(患者さんはそれすら怖いと思う人もいるのよね…)
これから何をされるか、手順も嫌というほどすべてわかっているから、何されるんだろう?という恐怖心もない。
(万一透析中に災害が起きたって、最悪自分で離脱して逃げるくらいのことは出来るし・・・w)
私が今嫌だと思っているのは、これから先ずっと死ぬまで隔日で透析に拘束されるという時間的な問題と、肉体的な苦痛(それでも、尿毒症で苦しんでいる今より楽になれるのだから贅沢は言っていられないw)、長期の旅行に気楽に行けなくなる煩わしさ、あとは予後がある程度限定されてくる恐怖心(やっぱり健腎者の寿命よりはずっと余命は短くなりますものね。今透析医学会の統計調査やってるけど、導入後の透析患者の余命を観ると、転移癌のある患者より生存率はずっと低いし。息子の成人見られるかなぁ~・・・という漠然とした不安が、かなり大きいのは確かです。)
そして、やっぱり身障者1級というハンディキャップを背負っていく負い目。(今後は社会のお荷物になります。納税者の皆様、ホントに申し訳ないと思います。でもせめて息子がもう少し大きくなるまで生きたいと思うので、ご容赦くださいませ・・・。)
とりあえず、先日のクリスマスは透析導入前の最後の旅行ということで、夫に仙台~松島まで1泊2日で連れて行ってもらいました。
尿毒症が進んでいるので何も食べられなくて、「美味しいものでも食べて来よう!」と連れ出してくれた夫には申し訳ないことをしてしまいましたが、それでも素敵な夜景ときれいな景色を観ることが出来て、とても楽しく過ごせました。
今年の年末は、透析導入前の最後のお正月になります。
来年の今頃は(生きていられたら)立派な透析患者ですw
願わくば、在宅での透析が実現できていたらいいなぁと思っています。(我が家は夫もアタシもCEですからねぇ。。。夫は看護師免許もあるし。)
毎年、25品近いおせち調理を手作りしている我が家ですが、今年はアタシの体調がこんななので、「今年はおせち無しでも(買ってきたおせちでも)良い?」と息子に聞いてみたら・・・とても寂しそうに
「母ちゃん、具合悪いんなら仕方ないけど・・・母ちゃんの作ったおせちのないお正月って初めてだね。さみしくなるね。」
と言われちゃったので、体に鞭打って明日から少しだけ作ろうと思っていますwww
息子に聞いて、どうしても食べたいという10品に品数を絞って・・・。
正直、現在は口の中がひどいアンモニア臭で食べ物の味が解らず、料理がきちんと作れるかどうか自信が無いのですが、そこは主婦のキャリア18年の勘と経験が何とかカバーしてくれることでしょうwww
明日は、まず朝からの買いだしを頑張りますw(帰宅後寝込まないように気をつけようっと・・・w)