去年の今頃は、腎性貧血が限界まで進んでて(ちょうど11月に入った頃、epoの注射に通い始めましたけど)、目の前がクラクラクラクラ・・・
穿刺するために少し透析室内を歩いただけで、目の前が真っ暗になってしばらく目が見えなくなってたりしてたっけなぁ。。。
口の中がアンモニア味で、何を食べても味がわからなくて、このアタシ(風邪で熱発して39度以上あってもヘッチャラのアタシw)が、食欲が一切なくなり、何を食べても砂を噛んでるみたいで吐いてしまって、ゼリーすら食べられなくなってたっけ。。。
肺水腫の症状も出始めていて、階段の上り下りはもちろん、職員駐車場から更衣室までのわずかな距離が果てしなく遠く感じて、何度も休みながら歩いてたっけなぁ。。。(もちろん仰向けで寝ることなんてできなくなってた。)
あんなに苦しい思いをしながら、導入まで更に4カ月、よく粘ったものだわと今思えば感心しますwww
去年は11月に入った頃から一気に体調が悪くなり始め、まずは仕事帰りの夕飯の買い物が辛くなり始めたっけなぁ。(お店の中を買い物して歩くのが既に厳しかった。)
12月には夜間に尿毒症の神経症状(意識消失、10数分間にわたるてんかん様の痙攣発作など)も出始め、
毎年必ず作っていたお節料理も、いつもは25品以上作っていたのに今年は2~3品がやっとで・・・寂しかったっけ。
初詣に出かけたものの、駐車場から神殿まで全く歩くことが出来なくて、結局道沿いのカフェに入って休んでたっけ。
それが今は・・・
全く健康な時と同じ、とまではいかないけれど、長い距離でも難なく走れるし、家事も普通にできるし、Htも30%前後にまで上がったので目の前が暗くなることも皆無になったし、1日仕事をしても疲れなくなったし、多分日光東照宮の初詣も普通にできる(と思うw)
透析って本当に素晴らしい!!
何よりゴハンが美味しいものw(味がわかるって素晴らしい。)
透析という時間的制限があるけれど、尿毒症症状がMAXだったあのころを思えば、今は天国です。
透析ってホントに素晴らしい。
充分な透析を受けて、ある程度の自己管理さえしていれば、ほぼ苦痛なく日常生活を送ることが可能なんだもの。
以前の私は透析の仕事があまり好きではなくて遣り甲斐を感じることが出来なかったのですが、透析患者にとって透析がこれほど劇的に社会復帰を可能にしてくれる治療であるということを身をもって体感した今、透析の仕事に誇りを持てるようになりました。
透析患者にとって、透析は命を繋ぐ大切な治療なんですよねぇ・・・。(今更だけどw)
急性期の仕事は、目に見えて患者さんが回復し(しないことも多いけど)、緊張感あふれる現場で遣り甲斐をダイレクトに感じられるから魅力的だったけど、維持透析という仕事も、患者にとってこれほど生活の質を向上させてくれるものなのだから素晴らしいと、今となっては思います。
祝日もお盆もお正月もなくて、なんだかちょっと損した気分になることもあるけど、透析が無ければ生きていけない我々にとってはありがたい、そして大切なお仕事でもあります。
透析業務に携わっているスタッフのみなさま、いつもホントにありがとうございます。