私は透析導入後安定したらすぐに在宅透析に移行したいと考えております。
バックアップしてくれる施設にも面接に行き、ある程度手筈は整いました。
(私は、在宅透析を受け入れて頂くその施設では、2人目の患者となるようです。)

私自身透析施設に勤務していますが、当院は在宅透析の施設認定を申請していないので、当院で在宅透析を受けためにはまず施設基準を取らなければならず、手間がかかりますw
(やる気になれば不可能ではないんだろうけど、そのために手続きをするのが結構大変で、今この体調の悪い時期にやる気にはれないというのが大きいんですよねぇ・・・w)

てことで、手っ取り早く、既に在宅透析を受け入れている実績のある施設を見つけて自分で通うことにしました。

普通の患者さんなら、在宅を決めてから教育が始まって、半年以上かけて透析の手技やらトラブル対処を学びつつ(患者さんご本人だけでなく介助者も一緒に)、1人で対処できるレベルに到達したら在宅に移行するようですが・・・我が家は幸い、アタシ自身も、そして介助者である夫も、透析室勤務の臨床工学技士(夫に至っては看護師の免許もありw)ということもあり、手技的な教育は受けなくてよさそうです。。。
(一応、手技チェックという名目で数回夫と一緒に在宅バックアップをして頂く予定の病院に通って実際にやって見せて、本当に出来ることを理解して頂いてからの移行となりそうですがw:そりゃそうですよね。アタシも夫も本当は素人で、臨床工学技士でも看護師でもないって可能性もゼロではないですもんねwwwそんなウソついても何のメリットもないけど、世の中には理解不能な人が大勢いるのは知ってますので・・・w)

これがもし、もし私がド素人で普通の人で、透析なんて初めて触れる世界って状態だったら・・・
在宅透析なんてやりたいとも思わないだろうし、そんな気持ちの余裕など持てなかっただろうと改めて思います。(病院に来て寝転がれば全て技士と看護師にやってもらえる施設透析の方が楽なんだもん、苦労して勉強して家でやろうなんて思えなかったはずw)
現にアタシは新人時代、プライミングの手技を覚えるまで、毎晩夢でうなされる始末で・・・www(あのころは、維持透析業務は一番苦手で嫌いでしたw)あの思いを患者と言う立場で味わうなんて、多分考えられないと思うんですよね・・・w

逆に、当院の患者さんの誰かが在宅透析を希望したとして、果たしてアタシに患者教育が出来るだろうか?ということも考えてみたのですが・・・(その患者さんの理解力にもよるけれどw)一般的に、とても在宅に持って行けるレベルにしてあげられる自信が無いと思ってしまうのでした。。。
とんでもない手間と労力がかかるだろうなと思うと、やっぱり怯みます・・・。
一応、臨床工学技士の免許所持者である新卒の新人に教えるのだってとんでもなくめんどくさくて大変なのに、医療に関してまるきりの素人である患者さんに教えるとなると・・・多分私には無理、というかそういうノウハウを持っていないなぁと思ってしまうのでした。

一般の患者さんに教区して在宅透析を導入している施設の技士さんや看護師さん、医師は本当にスゴイと心から尊敬します。。。
慢性疾患の患者さんは、病歴が長くなれば長くなるほど、良くも悪くも「我」の強い方が多く、解っていないのに解っているような勘違いをしていたり、それを指摘されたり正されたりすることを極端に嫌うあまり、おかしな方向に凝り固まっている人が多い傾向にあるように思えるのですが、
そしてそのくらいの人でないと在宅透析に興味を持ったり、苦労して在宅に移行しようという気概が持てなかったりするように思うのですが、
そういう、色々な意味で意思の固い人達を上手に導いて、正しい手技で事故のない透析が行えるように教育する訳ですから、たいへんな苦労があるだろうと思います。。。

今回私がお世話になる予定の施設の方々には、あらかじめ私も夫もCEで透析室勤務である話をしてから伺ったのですが、良くも悪くも安堵した雰囲気が漂ったのはそういう苦労が無いことが解ったからなのかもしれません・・・w
(教育が要らないから楽でいいわぁ、的なことは実際言われましたw)

ホントは、血液回路もダイアライザーも組み立て済みで、機械に取り付けるだけ、みたいなセットが発売になっていれば、在宅透析の患者教育も少しは楽になるんじゃないかと思うのですが・・・。(確か白血球除去の回路セットはそんなようなものがあった気がするんですけどね。あれはDHPだから回路が単純で可能なのかもしれませんが。。。)

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