息子の通う私立中学は、レベル的には中堅と呼ばれる部類です。

中学入試は、そもそも偏差値判定が高校入試とは異なります。
ほぼ全員が受験する高校入試の偏差値は、偏差値自体がその世代の中のおおよその位置と相関してますが(偏差値50だったらだいたい真ん中辺と判断してよい)、中学受験の場合はほとんどの子供は受験しないので、偏差値を出す母集団のレベルが高校入試とは違ってくるのです。
中学受験をする子どもたちは、一般的に小学校でトップクラスだった子たちで、上位1割くらいの集団となります。
その集団の中での偏差値となるので、中受での偏差値50は、同世代の子ども達全体の集団の中では相当上位に位置すると判断できます。

うちの息子はアンポンタンでおバカですがw息子の同級生達はやっぱり、中堅校とはいえレベルが段違いに高い子が混じっています。(特に上位層の子達はとんでもないレベルです。そのとんでもないレベルの子達はたいてい東大クラスに入っちゃうので、最初から段違いに頭が良いのも納得なんですけど。)
どのくらいスゴイかというと・・・たとえば、英検ですが、息子のクラスの半分の子達は、中学校入学時点ですでに英検3級以上を所持していましたw(小学校卒業時点で2級の所持者のクラスメイトも複数居るようです・・・w アタシなんて英検2級受かったの、高校の時だわ・・・orz。)
ちなみにうちのバカ息子は先日4級をやっと取りましたけどねw

数学も、中学校入学時点で高校数学をやっている子たちがチラホラ居ます。。。(息子と仲の良い女の子は、小学校5年生から公文は高校のクラスなのだとかw)

うちのバカ息子はもちろん、学校の授業について行くのもやっとですけどね・・・orz。

それでも私立中学は授業の進度が早いので、中学2年の夏以降は全員高校課程の学習に入っていくようですけど。大丈夫なんだろうか?うちのバカ息子は・・・w(中学の数学くらいまではアタシも何とか教えられるけど、高校数学以降はちょっと厳しいぞwww)

そんな私立中学ですが、なんといっても特筆すべきは「お友達の質の良さ」です。
ヤンキーは当然ですが1人もいませんw(たとえ何かの間違いで入って来ても、すぐに退学になるので排除されますw)
それから、公立に比べて性質の悪い子が少ないように感じます。(盗難が圧倒的に少ない、いじめが殆どない、など。)
公立小学校では、何かちょっとでも良い物や珍しいもの(文房具みたいな類でも)を持たせるとあっという間に盗まれてしまって紛失してしまうのがお決まりでしたが、私立中に入ってからは一度もそんな事がないので(そもそも人の物を盗る必要があるような経済状況の家庭の子供は入ってこないのでw)おっとり気持ちよく過ごせます。
よく、貧しくても心豊かに・・・とか、貧しくても心清らかに・・・という言葉がありますけど、公立小学校のような環境で過ごした経験があると、そのような話は単なる幻想にすぎず、おおかたの人は貧しい=質が悪くてDQN という図式が成り立つようです。。。

授業参観に行った時も、公立小学校時代は授業中、「父兄のおしゃべりがうるさすぎて」校舎中に響き渡っており、授業がろくに聞こえないほどでした。PTA総会なども言うに及ばず、誰かの話の最中でもお構いなくおしゃべりしまくるDQN父兄の巣窟、というのが公立の姿でしたが、私立中に入ってからは当然ながら静寂の中、父兄が何百人集まっていようと咳払いひとつ聞こえない無音の中で授業参観することができますw

経済力と常識力は無関係だと思いたいですが(私だってそんなにお金持ちじゃないしwむしろ私立中に通う人の中では最下層の貧乏人だしw)、それでも公立の酷さは筆舌に尽くしがたく、正直、今の私立のマトモさを思うと到底公立に戻ろうという気持ちにはなれません。。。

親の躾というのは大切だと常日頃感じていますが、息子の友人たちが我が家に遊びに(泊まりに)きたりしても、まず玄関で全員がきちんと靴を揃えられるし、大きな声で気持ち良く挨拶が出来るし、ご飯の時の食事マナーもホントにきちんとしている子ばかりです。
箸が正しく持てない子なんて1人もいないし、犬食いも当然いない。気持ちよく美味しそうに食事でき、食事中は楽しい会話を自然にこなすことが出来る。(下品な話をする子は1人もいないことにも関心w そしてさりげなく、上手に出ている物を褒めてw「これ美味しいです!」と素直に嫌味なく口に出来ることからも、育ちの良さが伺えますw)
部屋の布団は全員が綺麗に畳んで片づけられるし、ゴミは一ヶ所にまとめておける。(これは入学直後から、息子たちの学校では頻繁に宿泊を伴う学校行事があったことも大きいと思います。)

公立に行けば、中学校の学費はほぼ無料です。(給食費と修学旅行積立金と教材費くらい?授業料そのものは無料ですよね。。。)
そこを敢えて私立に行かせて数百万円の授業料を払う人達というのは、もの好きというのもあるのかもしれませんがw親自身の教育に対する意識が高い人が多く、結果的に子どもの躾や教育も行き届いているケースが多いのだろうと思います。

小学生に受験をさせるのは、精神的に支える親も楽ではないし、経済的にも苦労なしという訳にはいきません。
それでも、その苦労をしてでも私立中に進ませる甲斐はあると、息子を1年通わせてみて改めて思います。

小さなお子様をお持ちの若い技士の皆様、今後お子さんが小学校に進まれると驚愕の世界を目にすることになると思いますが(そこでご自身もお子さんも割り切って公立色に染まれれば良いと思いますがw)、もし悲惨なことになっても絶望せず、中学受験を頑張ってみてくださいw
ステキな世界が待ってますのでw

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