どうも、透析患者で身障者1級のアタシですw

透析導入後、およそ2週間が経ち、体調はすっかり元気だったころに戻りました。
透析を受けているからまるきり健康という訳ではないけど、導入前のあの地獄の苦しみと比べたら、もう超健康w

導入前は、お夕飯の買い物にスーパーを1周するだけでも死ぬ思いで、帰宅後はすぐ横になってしばらく休まないと動けませんでした。
仕事が終わると足が象の様に浮腫んでしまい、パンパンで正座も出来ないほどでした。
朝起きるとまぶたが浮腫んでいて、目が開くまで1時間くらいかかっていました。

それが、透析を始めたら・・・スーパーどころか、大きなデパートの1階から4階まで1日かけて歩きまわっても何ともない!!
仕事が終わっても足が浮腫んだりしないし、以前のように休まなくても帰宅後そのまま家事が出来る!!
朝起きたらすぐ目が開く!!w

素晴らしい。
透析ってありがたい。
こんな素晴らしい医療に、アタシは携わっていたのね、と改めて感動・・・w
(以前は透析医療に飽きてしまっていて、遣り甲斐を見いだせていませんでした。)

腎不全患者にとって、透析は本当に命綱なんですねぇ。
今更なんですが、本当に心の底から実感しました。
アタシ自身は昔からこの仕事がそれほど好きではなく、ただ成り行きと生活レベルを下げたくない一心で20年続けてきていただけだったのですが、この病気になって、こんなことになって、初めて自分の仕事の意義を見出せた気がします。
腎不全になって失ったものもたくさんあるけど、得たものも同じくらい大きい、最近はそんな風に思います。
尿毒症による鬱状態も改善してきたということでしょうか?w

患者さん達との距離もぐっと近くなりました。
これまで、スタッフを敬遠しがちだった患者さんまで、私が透析患者だとわかると色々話しかけてくれるようになりました。
私自身も、透析をしていない健康なスタッフに対しては、ある種の壁というか、所詮どんなに彼らが理解しようと歩み寄って来ても理解できるはずがない、と思っているところがあるんですが(最低wでも事実だもんね)、こういう、スタッフをシャットアウトしがちな患者さんも同じ気持ちなのかもしれない・・・と最近は思います。

透析になってしまった悲しさ、無力感、絶望感、不安感、先の見えないことへの焦り・・・そういった複雑な感情というのは、絶対に同じ立場にならなければ理解しえないものだし、理解してもらおうと思うこと自体そもそも間違っている(というかそれ自体が甘え)だと思うのですが、患者という立場でそれを共有できるスタッフが存在するというのは、患者さんにとってもプラスになるのだと思えています。そういう視点から、よりよい透析医療の提供を目指して行ける今の仕事は、とても遣り甲斐があるものなのだと改めて感謝しています。
体が続く限り、仕事は続けていこうと思います。

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