シャントって、造る時は一定期間動かせなかったり、力が入れられなかったりするものの、傷口が安定してしまえば特に影響はないものと思っていました。
自分の手にシャントが出来るまでは・・・。
私の左手にシャントを作ってから1カ月ちょっと経ちます。
術後3日目から普通に仕事をして来ましたが、術前から比べて大きな違いを感じます。
というのも、すぐにシャント側の手が攣ってしまうのです・・・。
お皿洗いをしながら、左手にちょっとの間力が入っているような状態の時、
会議に使う資料を印刷して、何部かずつ綴じる作業をしている時、
そんな、日常の何気ない作業をしている時でも、シャント側の手(というか作成部位のタバチエール付近:親指のあたり)が突っ張ってしまって動かなくなってしまうのです。。。
血流が足りないのか、左手を使うちょっとした作業を連続して行っていると、吻合部から先が白く変色してきて、冷たくなってしまうのがわかります。
(なので、そういう時はお湯に手を入れて温めるのですが・・・一度攣り始めると、少し温めたくらいでは治ってくれないので辛くて困ります。)
お皿が洗い続けられないのは辛くて不便です。
(食器洗い乾燥機はあるけど、メンドクサイから手で洗った方がいい時も多々あるしねぇw)
資料作りくらいなら部下に頼んでお願いできるけど、人に頼めない細かい作業なんか、不便だなと思ってしまいます。
シャントがあるってこんなに不自由なんだと、改めて思っています。
シャントの為に重いものを持つなとか、そういうのは迷信だと思ってましたw
長時間血流を遮断するようなことをするならまだしも、重いものを持つくらいのことでシャントが潰れるかい!と思ってましたw
実際、私はシャント作成後も普通に重い透析液原液とか透析液パウダーの箱を持って歩いてますけど、シャントは潰れてません。(むしろ、「よく発達した良い血管ですね」とほめられますw)
ですが、それ以前の問題で、血流が足りなくなって、シャントを作る以前と同じような作業はやり続けられないんですね。。。
このことを患者さん達に愚痴ってみたら、
「でしょう~~~??私なんてシャント作ってから、重いもの運んだり手を使い続ける作業なんか全部娘に頼んでるわよw」
っておっしゃる方が多数。。。
娘さんがいらっしゃる方は良いですよねw
ウチには、思春期男子しかおりませんので気軽に頼めませんw
(頼めばやってくれるだろうけど、そもそも普段は自室に篭りっきりのことが多いので、アタシと顔を合わせること自体が珍しいしw)
まあ夫に頼むけどさ~・・・夫なんか、同業者のせいか無駄に透析慣れしちゃってるのが幸か不幸か、
「シャント作ったくらいで大げさに騒いでるんじゃねーよ」
くらいの認識しかしてくれてないので、頼むのはイヤですwww
ええ、シャントの傷口なんか3cmくらいですよ。
でもね、その影響ったらメッチャ大きいんだから!!
なんならお前もシャント作ってみろや!!と、腹が立って心の中で思いますけど口にはしませんw(オトナだからw)
どうせ健康な人にはわからないもんね~・・・。
そうやって一生、解ったようなフリしてればいいさ。
透析室のスタッフも、夫も(まあ夫も透析室のスタッフなんだけどw)、結局はコレだよねw
そんなわけで、シャントがあると結構不便です。
そのうち慣れるのかなぁ・・・?
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