当面このテーマで連載していこうと思いますw

1年前、諸般の事情から断念した在宅透析。
前回は透析導入後3ヶ月で動き始めてしまったため、今思えば、自分自身がまったく透析に対して受容ができていない状態だった事が大きくマイナスに働き、うまくいかなかったように思います。
(その他、その受容ができていない精神状態だったときに、不信感を持たざるを得ないそのクリニックでの技術面での不安要素が噴出した事も大きかったわけですがw 具体的には技士の機器に対する知識の低さ、針先の凝血時にコアグラをシリンジで押し込んでしまう事など。)

また、穿刺自体がまだ恐怖で苦痛で仕方がなかった時期(なにせまだ導入直後だったものですからw)に、
「なにがなんでも自己穿刺!!技士のくせに自己穿刺もできないなんて!」
というプレッシャーをかけられてしまった事も、挫折した大きな理由でした。
(当時、在宅のトレーニングはその施設で週1で受けてましたが、それ以外の日は自宅近くの病院で透析を受けていました。その自宅近くの病院のスタッフの穿刺の技術があまり高くなく、毎回のように失敗されていたことも、穿刺恐怖症を誘発していた原因でした。)

ちなみに、現在は私は完全に自己穿刺で施設透析を行っていますw

その施設で毎回のように失敗されていた当時、見かねた夫が自分の勤務する病院に転院させてくれて、そこでしばらく夫が専属で穿刺して、ボタンホールを作成してくれたおかげで、穿刺に対する恐怖心がなくなり、自己穿刺ができるようになりました。
(夫が作ってくれたボタンホールで、10ヶ月間、毎回無事に自己穿刺ができています。感謝です。)

そんな経験をして、しばらく在宅透析からは遠ざかっていましたが、このたび、自宅の近所の病院で在宅透析をバックアップしてくださるところが見つかり、もう一度チャレンジしてみる事になりました。

以前在宅のトレーニングを受けたところは、私と、介助者である夫が技士であるがゆえに不信感をもたれていた感が強かった、ということがありました。
(「素人の患者なら教えた事以外しないけど、あなたたち二人は技士だからわかった振りして何するかわからない」
というようなことを言われたりしました。
所詮、健常者のスタッフの言う事ですw
勝手な事って、技士暦20年以上のアタシたち夫婦、まあアタシは透析業務の経験は少ないけど、夫は24年ずっと透析一筋なのに、その私たちが、まして間違えれば自分の命が危なくなる自分の透析で、一体どんな危ない事をやらかそうと言う気持ちになるんだ!!と、何度心の中で突っ込んだ事か。
仕事は、言い方悪いけど所詮他人事で、ミスしたって自分が死ぬわけじゃないけど、自分の透析は何かミスしたら自分の命で代償を払わないといけないんだもん、仕事以上に緊張感もって望むに決まってるんですけどねぇ・・・w)

しかし今度の施設は、私と夫の技士としての部分に相当の信頼を置いてくださっている感が伝わってきて、こちらも必要以上に警戒されていない事がわかって、安心しましたw

てことで。
次からは、在宅透析を考える方にとって、おそらく一番の障壁であろう「自己穿刺」について、その葛藤と克服の仕方を、私なりに考察して書いてみようと思います。
(実際アタシはそうでしたw まあアタシの場合、プライミングも回収も目をつぶっててもできる状態がスタートラインなので、経験がない事と言えば自分で自分に穿刺するだけだったから当然なのですが。)

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