» 2012 » 10月 » 3のブログ記事

ここ10数年というもの、HBO業務と離脱間近の人工呼吸器装着中の患者さんを除き(もっとも、呼吸器の患者さんもセデーションを切っているとはいえ朦朧としている人が殆どで、レベルクリアとは程遠い状態の人が多かったけど)、ずっと意識の無い患者さんの相手をしてきたアタシ。

10月から、慢性期の、意識のある(というか普段は普通の日常生活を送っていらっしゃる)透析患者さんを相手にする仕事へと変わり、仕事中の緊張感や神経の磨り減り方がこれまでと激変したのを感じています。

(だってもう胃が痛かったり下痢が続いたり、内耳障害が酷くなったりしてないもんw)

 

生死の境のギリギリのところを彷徨っている患者さん相手の急性期の仕事は、確かに目に見えて改善が感じられるから遣り甲斐はあったんだけど、緊張感もハンパなかったんですよね・・・w

 

それでもまだ30代の頃までは気合で乗り切れた部分もありました。

でも、40歳を過ぎると、精神的消耗が肉体的な症状になって表れて、誤魔化しが効かなくなるんですよねぇ。。。w

 

普通の透析患者さんって、世間話が出来る!w(当たり前だw)

具合が悪くなると自分でそのことを訴えられる!!w(医療者側の観察も絶対に欠かせないけど、患者さんが自分で症状を訴えられるというのは大きいw)

そして、アメやお菓子をくれたりして優しいwww(我侭や嫌味を言う人もいるけど、そんなの聞き流せば済むし、大半は可愛いモンだしw)

 

挿管されて、CHDFとPMXを同時に回してたり、

RespとIABPとCHDFが繋がってて、体交にも神経を使うような状態だったり・・・

当然意識なんてない上に、観血血圧で60~80mmHgあれば上等、Aラインとモニタ睨みっ放しで神経使って血液浄化を回していたあの頃に比べたら、意識のある患者さんの我侭なんて屁でも無いwww

(透析後半にプレショック起こしたって、補液と下肢UP、せいぜい昇圧剤内服程度で回復してくれるし・・・w 油断したらあっという間にbradyarrestになっちゃうような患者さんに比べたら全然怖くないし。。。)

 

年を取ってこういう仕事でお給料を沢山貰うのも悪くないのかもしれないwww(年収は以前の倍近くなったので・・・)

 

そういえば、一昨年大学病院のICUから一般病棟に移動した私の妹(@看護師)も、ものすごく体が楽になったと感動していたっけ・・・。

(体も心も楽になり、ストレスが原因だったと思われる頑固な頭痛や耳鳴りから、すっかり解放されたみたいです。)

 

定年まで急性期の現場で頑張れる人もいるけど、アタシは(体も壊れてるし)無理がありすぎたので、この現在の、オンコールも無ければ残業も殆ど無い(管理職なので細かな残業はあるけど臨床業務の残業ではない)、そして何より緊張感を強いられる度合いが全く違うというのは大きいなぁ・・・と実感しています。

 

とりあえず、すっかり鈍った穿刺のカンを取り戻さなくっちゃwww(マジでヤバイ・・・w)