» 2013 » 11月 » 14のブログ記事

地元の公立中学校の職場体験学習の受け入れが始まりました。
中学生ですから、うちの息子と同じお年頃のお子様たちです。

そういえば、ウチの息子も夏休みに職場体験学習に行ってました。
息子の学校は神社本庁総括の某大学付属中学なので、職場体験学習は神社です。
全員強制で神社行きw
公立中みたいに、病院やマクドナルドやレンタルビデオ店などを選ぶことはできません。
てことで、息子は今年は神主体験をして来ました。(ちなみに来年は全員裁判所。裁判官体験をするようです。)

ヤツは入学当時から神社の参拝方法などのマナーを徹底的にたたき込まれているので、今では親のアタシより完璧ですw
(アタシも一応、息子と同じ系列大学の附属高校を出た両親に育てられたので、神社の参拝マナーは知ってたつもりなんですけどね・・・w)

閑話休題。
で、今年も当院に可愛い中学生が職場体験にやってきました。
ほとんどみんな看護師さん希望ですw
技士希望なんて1人もいませんwww(知名度低すぎw)

男の子が数名混じっていたので、その子達には看護師体験は可哀想だろうという師長の計らいで、男の子だけ数名お預かりすることになりました。
ポンプ類や透析装置、RO装置、人工呼吸器など一通りの医療機器を見せながら、MEの仕事について説明しました。

「そんな仕事があったんですね~!カッコイイ!この仕事なら医療系目指してもいいかも・・・」

と言ってくれる子がいましたが・・・
おせっかいなアタシは、

「給料激安だし、保助看法の壁があって医療行為の制限は多いし、病院内の立場は弱いし、診療報酬による裏付けが無いから切られやすいし、所詮名称独占の仕事で代わりはいくらでもいるし、あんまり良いことないわよ。なるんだったら看護師の方が、潰しがきくし、許されてる医療行為も多いし、業務独占だし、院内での立場も強いし、看護協会には政治力あるし、どうせ同じ期間学校に行くんだったら絶対看護師の方がお勧めよ~」

と言ってしまいましたw

ああアタシってホントに技士失格w

でも、本気で自分の子供にすら勧められないこの仕事を、ヨソサマのお子様にはお勧めできないもんな~・・・。
iPS細胞の話がチラチラ出始めた昨今、透析業務に携わってる人が大半のこの仕事なんて、この先何十年安泰なのか先も読めないし・・・。

もっとも、透析患者でもある私としては、透析業務しかできない技士の大半が食いっぱぐれることになろうとも、そして今現在は透析病院に勤務しているアタシ自身が職を失うことになろうとも、iPS細胞が実用化して腎臓移植できるようになって透析から解放されたいと心から思うんですけどね~・・・。
でも実際は、透析でゴハン食べてる業界の人が沢山いて利権がいっぱい絡んでいるから、おいそれとはiPS細胞の実用化なんてされないだろうし、透析が無くなることもないんだろうけどねぇ。。。