» 2014 » 12月 » 4のブログ記事

早いもので、真夏の暑い日に装置を搬入して在宅透析を開始してから5か月が経過しました。

それから連日、3時間ずつ透析を行っています。
クレアチニンは、透析前で5程度になりました。
リンは、施設透析時代は7とか10とかある不良患者でしたが、今現在は連日透析のおかげで4以下でコントロールできています。(リン吸着薬は飲んでいません。)
カリウムは低すぎて、毎回どうやって補充しようか頭を悩ませています。(野菜ジュースやバナナを2本食べたくらいでは全然足りません。)

導入から1年間の施設透析では、何を食べるのも飲むのも罪悪感でいっぱいで、
一口食べるごとに「これ食べたらどれくらい増えるだろう」と考えるばかりで生きた心地がしませんでしたが、
在宅透析開始後は一切そのような必要がなくなり、健常者に近い生活が送れるようになりました。

仕事も、施設透析時代は中2日明けの月曜日は具合が悪くて到底まともに働けていませんでしたが、
今はそんなことも無くなり、毎日元気に駆けずり回って仕事ができるようになりました。
怠さも、気持ち悪さも、ウソのようになくなりました。風邪もひかなくなりました。

在宅頻回透析では、微量元素の損失が問題になることは承知しています。
特にアミノ酸の損失は無視できないものであることも解っています。
ですが、酷い尿毒症状態で日常生活を送るより、十分な透析をして、損失を受けるアミノ酸などはなるべくサプリ等で経口摂取するようにして、
体調を万全に保つことの方が私にとっては楽なので、デメリットも承知したうえで連日透析を行っています。

在宅に移行してから、時間外の会議や残業も気兼ねなくできるようになりました。
仕事の後の飲み会も参加できるようになりました。
夕飯のお買い物をしながらブラブラと買い物をして帰宅が遅くなっても大丈夫になりました。
やっと人間らしい生活が送れるようになって、精神的にも安定しました。

保険の縛りがある施設透析では、なかなか充分な透析を提供することは困難かもしれませんが、
それでも、十分に透析を行うことで私のように元気に楽しく毎日が過ごせることを知ってもらえたらと思っています。

私が連日透析をすることで、将来何か弊害が出て、別の合併症に苦しむことになるかもしれませんが、
少なくとも週3回の透析をするよりも一般的に知られている透析患者特有の合併症の発症は遅らせられると信じています。

こんな生活をあと何十年続けなければいけないんだろう・・・と時々途方に暮れることもありますが、
考えてもどうにもならないことは考えないようにして(笑)
今の環境、支えてくれる夫や息子や実家の家族、職場の人たちに感謝しつつ、今を大切に生きていこうと思っています。
美味しいものを美味しく好きなだけ食べられて、
元気に生活できるだけの十分な透析を受けられて、
遣り甲斐のある仕事を任せてもらえることに感謝感謝♪