» 2013 » 2月 » 26のブログ記事

また今回も針刺し失敗されちゃいました・・・。
前回失敗した看護師と同じ人にです。

これは私自身が針刺しをする側の時にも思うのですが、相性ってありますよね。
なんでもない血管の人でも、何故か相性が悪い時もあるように思います。
(まあ上手な人はそういうこともないんでしょうがw)

前回の穿刺で、新卒の新人君が上手に1発で刺しているのを見たその看護師(前回失敗済みw)は、プライドがくすぐられたのかもしれませんが、また今回針刺しにやってきました。他にいっぱいスタッフはいるのにwww

心の中で、「アンタはもう来ないで~~~!!!」と思うのですが、まだ口に出せるほどふてぶてしい患者ではないので言えず・・・orz

しぶしぶ腕を差し出しますw

(表面上は超普通で、とってもフレンドリーに世間話しながら、ですw ああアタシのバカバカw)

透析室によくいる、「アンタには刺されたくない」とはっきり言える患者さんが羨ましい今日この頃ですw

で。
表面上はフレンドリーですが、内心ドキドキの嫌々なわけですw
だってアタシ、普段は仮にも針刺し指導する側の人間よ?
刺すヤツの手つきや刺し方を見れば、だいたいの技量は解ります。
その看護師は私と同年代なので経験年数は同じくらいみたいですが、世の多くの技士さんはお分かりかと思いますが、針刺しって経験ももちろんあるけど、センスが大きいんですよね。
ダメなヤツは何十年やってもダメっていう。。。
その看護師の前回の手つきからすると、アタシの長年の技士としてのカンからすると、明らかにコイツはダメなタイプwww
(そして無駄に経験年数は長いから、周囲の助言も聞けないし、学ぼうという姿勢も薄くなってるから成長も見込めないタイプという・・・。)

ああ。
なんで来るのよ?
アタシの腕で腕試し(というほど難しいシャントでもないんだけどさw)しないでよ!!
前回新人君が刺せたから、今回成功しないと気が済まないのかしら??
ああ、アタシのシャントでプライド満たすのは止めて~~~!!
マジで傷害罪で訴えちゃうからw

などと思いつつ大人しく刺されていると・・・前回と同じくV側に鈍い痛みがw

「あ~~~・・・また漏れたなw」

と思っていると・・・その看護師、普通に回路接続し始めるしwww

ん??ん???漏れてない?痛いんだけど大丈夫??

と思ってるうちに・・・普通にポンプ回し始めるし・・・www

イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイよ~~~~~~~~~!!!(注:心の叫びw さすがにオトナなので口にはせずw)

「ちょっと痛いんですけど漏れてません??」
と言いつつ、V側の回路、右手でクランプしちゃったwww(だって痛かったんだもんw)

「あ、ホントだ~~~!漏れてるぅ~~~!!」

とその看護師・・・orz。

漏れてるぅ~~~じゃねーよ!!張り倒すぞコラ!!!w
内心怒りでいっぱいだけど、手が痛くてさすがに看護師を殴ることは出来ずw(冗談ですw)
てか早くココに鉗子かけろやコラ!!w
アタシが手でクランプしてるんだぞコラ!ババァ早く何とかしろやw
(もう心の中の声はめちゃくちゃ汚いしw)

これがアタシの指導してる新人だったら、間違いなく後ろから張り倒すけどな~w
ヨソサマのスタッフだし、見る限りアタシがお世話になってる透析施設ではベテランさんの部類に入る人みたいだからなぁw

にこやかに、「もう来ないでもらえます?」と言えたらどんなに楽だろうか・・・w
(言えない小心者なアタシ。)

ああ、また腕がパンパンだよぅ。。。
やっと治ったのに、また青タンになってるんですけどw
もうホントにこの施設のスタッフには針刺しやらせたくなくなってきたぞw

穿刺の失敗って、スタッフ側からすると大したことのない部類に入る仕事上のミスですけど、される側の患者からしたら、失敗したヤツの一族を末代まで祟っても余りあるくらいw(さすがに大げさ?w)苦痛の大きいことなんですねぇ。。。
失敗はやむを得ないとして、その後の対応ってホントに大切だと心から思います。
漏らしたらすぐに針を抜き、大きく腫れさせないこと。(弄り倒すなんて論外w)
失敗したあとは誠心誠意謝ること。
相性が悪い患者さんは出来る限り避けること。(穿刺難易度が極端に高く、誰が刺しても成功しにくい人ならまだしも、そうでない相性と思われる問題の場合は、なるべくその患者さんは避けてあげることも思いやりかと思います。)

穿刺って、透析患者にとって一番の苦痛で一番のストレスです。
(穿刺が辛くて透析がイヤって気持ちになる人も多いと思います。)

想像してください。あの太い長い針を外されて、真っ青に晴れた時の苦痛を!!
シャントがあるから神経が鈍くなってるかと思ったら大間違いですよ、スタッフのみなさん!!
痛覚は皆さんと同じように存在し、苦痛はシャントのない皆さんと同じです。
あんまり失敗しまくっているスタッフは、自分の普通静脈にあの透析の針を2本刺してみればいい。
ついでに血管から外して、そこに生食100ccくらい注入してみれば、患者の苦痛がどれほどかわかるのではないかと思います。

どうか、患者の痛みに心を寄せてくださいね。(無理でしょうけど、その姿勢を持つことは大切だと思います。)
穿刺技術の向上は、患者の苦痛に心を寄せることから始まると思います。