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東京医大茨城医療センター、保険指定取り消しへ
診療報酬の不正請求1億円超の疑い
2012/9/21 13:33
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2101T_R20C12A9CR0000/

 診療報酬を不正請求していたとして、厚生労働省関東信越厚生局が健康保険法に基づき、東京医科大茨城医療センター(茨城県阿見町)の保険医療機関の指定を取り消す方針を固めことが21日、分かった。厚労省によると、大学病院の指定取り消しは極めて異例。

 同センターでは2008年4月~09年5月、約1億1800万円分の診療報酬の不正請求があった疑いが浮上。同厚生局が調査を進めていた。

 保険医療機関の指定が取り消されると、保険診療ができない。医療費は患者の全額自己負担となるため、地域医療への影響も大きい。原則5年間は再指定されない。

 同センターは09年4月、霞ケ浦病院から改名。ベッド数は501床で、地域がん診療連携拠点病院などに指定されている。

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地元の衝撃のニュースを耳にしました。(地元とはいえ、かなり遠くの病院ですが。同じ県内というだけで、都内に行くより遠いんですけどねw)

 

午前中に、とあるメーカーの営業さんが来院してわざわざ知らせてくださいました。

その後、自宅に帰って夕方のニュースでもこの件を目にして・・・かなりビックリしています。

 

東京医大茨城医療センターは、これにより最低5年間は保険診療が出来なくなるため、12/1以降この病院を受診する患者さんは勿論、12/1を過ぎて入院している患者さんも保険が利かなくなり、全額自己負担という恐ろしい事態に見舞われることになります。。。

 

この規模の病院での保険医療機関の取り消しって、私はこの20年で初めて耳にしました。

本当に驚いています。

 

どうするんでしょうかねぇ。。。

この病院の近辺にはこの規模の病院は無いはずなので(土浦やつくばに行けばあるけど)、保険医療取り消しで閉院なんてことになったら地域住民への影響が大きすぎると思います。

かと言って、茨城県が税金使って7割負担するなんて、茨城県民として断固反対ですw(あくまでも不正をした病院が身銭を切るべきで、公的負担を強いるなんて筋違いです。そんなことをする気ならいっそ潰れてほしいです。)

 

この手の話は内部告発でしょうね。。。

不正なんて、大きな組織であればあるほど絶対にバレるのに・・・。

組織に不協和音が生じたり亀裂が入れば、不正を公にしようと考える職員が出ても全然おかしいことではありませんから。(人の感情として自然なことです。)

上層部は絶対に隠し通して誤魔化しとおせる自信でもあったのでしょうか?

事務職員って、そういう認識が甘いところがありますよね。

 

 

ちなみに茨城県の人口10万当たりの医師数は、全国最低レベルです。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/06/kekka1-2-4.html

この件で万が一東京医大茨城医療センターから医師が撤退してしまったら、少ない医師がますます少なくなってもっと悲惨になるでしょうね。。。

 

だからきっと、東京医大という組織と名称は撤退し、施設もスタッフもまるまるそのままで、別の法人が同じ病院を運営する形でこれまで通り存続になるのかなぁ・・・と予想しますが、いずれにせよ不正はダメですね。

まあ、何処の病院も経営が厳しいのは理解できますけど、でも不正請求はねぇ。。。