» 2012 » 9月 » 24のブログ記事

北海道臨床工学技士会様が考案され、(株)ニチバンと共同開発されている「医療機器点検済み識別テープ」(以前のブログで「たばねらテープ」としてご案内させていただいたもの」)の、新ロットが発売になるようで、ご案内のメールをを頂きました。

(当院ではこのような感じで使用させていただいております)

 

このテープ、一目で点検済み未使用機器か、使用済みかが判別でき、しかも安価(1箱10本で6300円程度)、さらに当院程度のベッド数(320床未満)の施設(輸液ポンプ・シリンジポンプ合わせて150台程度+低圧持続吸引器10台程度に使用中)であれば、1箱が2年近く持つ(1年あたりのコストは3000円未満)という優れものです。

しかし、この(当院が購入した初期ロットの)テープにはひとつ問題がありました。

それがこちら↓

←輸液ポンプ ←シリンジポンプ

そう、機器にテープ残りが発生していたのです。

とはいえ、全ての機器に見られるわけではなく、多分看護師さんのテープの剥がし方なども影響しているのではないかと思われ、乱暴に一気に剥がすと残りやすいものの、ゆっくり丁寧に剥がすと残りにくいらしく、当院では5台返却があると2台程度テープ残りが見られるというような状況でした。

その残ったテープも、医療機器用の清掃ワイプで拭き取れば大した労力も必要とせず綺麗に落ちるので、それほど問題視してはいませんでしたが、北海道臨床工学技士会様が試行錯誤を重ねてくださり、今回、新ロットとしてテープ残りが無く尚且つ自然に剥がれにくいタイプを開発してくださったそうです。

おそらく、今後発注される施設の方のところには、この新ロットのテープが届くものと思われます。(当院も、現在使用中の物が終了次第、新ロットを発注させていただく予定です。)

また、これに伴い、テープの名称も、「点検整備管理テープ「太鼓バン」」という名称で商 標登録ができるか確認中とのことで、これまでの「たばねらテープ」という農作物用テープの商標とは一線を画されることになるようです。

この名称には「(我々臨床工学技士が)点検整備してあるので、私たちが「太鼓バン」を押すという意味が込められてい る」そうです。

北海道臨床工学技士会の方々のこの姿勢、素晴らしいですね!

今後も、ありがたく大切に使わせていただきたいと思っています。

 

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