こんなご時世で、自ら命を絶ってしまう悲しい若者や子どもたちが大勢いる中で、
親として、自分の子供にどう命の大切さを教え伝えるかというのは、とても大切なことだと思う最近です。
口でいくら説明してもきっと伝わらないし、
思春期の感受性の強い年頃の子ども達というのは、親の言うことを素直に聞く精神状態でもない。
幼児の頃のように、抱きしめて話し掛けて愛情表現をしてやることも出来ない・・・。(そんな事をしようとしたら、キモイと跳ねのけられて終了www)
そんな子どもに、どうやって自分を大切にして生きてもらいたいと伝えるべきか、いつも悩んでおります。。。
今回私は、糸球体腎炎が末期に陥り、透析導入をしないと生きていけない宣告をされました。
夫も私も、腎機能のデータと身体症状から判断し、この仕事柄もあり、ある程度仕方が無いと諦め受け入れて納得することが出来ましたが、家族内で一番動揺したのは思春期の息子でした。
普段は母親のことを疎んじている息子ですが、今回の件で本気で私が死んでしまう可能性について考えたようです・・・。
息子には医療の知識も透析の知識も何もない分、不安もひとしおだったのでしょう。。。
息子は私達に病気の質問をして来ませんでしたが、自分でインターネットなどで腎不全や尿毒症などについて調べたようです。
「予後」という言葉の意味について夫に聞いていたことがあるので、透析患者の5年生存率についても調べたのかもしれません。
私のシャントope前の数日間は、心配で眠れない様子が見られ、口数もぐんと少なくなっておりました。。。
心配しないように、うるさがられる位話し掛けて、こちらが元気である様子を見せていたつもりだったのですが、息子は不安だったようです。
(退院後、帰宅して息子を迎えた時、本当にホッとしている様子が見て取れましたので。)
息子に心配をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。
今は息子が食事制限・水分制限について一番うるさい監視役ですw
先日は、誘惑に負けてキウイフルーツを食べていたら、息子に取り上げられましたw(現在の血清Kデータは4~5なので大丈夫のハズですw)
昨日はサトイモの煮たもの食べていたら見つかってしまい取り上げられました。(1切れだけだったのに・・・orz。)
いったい息子は何処でカリウム制限について勉強しているんだ??w(多分ネットだろうけどw)
こうやって思ってくれる息子がいるうちは、生きることを諦めたりヤケクソになっちゃだめなんだなぁって思います。。。
透析はきっと痛くて辛くて苦しいことがたくさんあるのでしょうが(シャント作るまでだけでも一杯あったしw)、だからと言って嫌がって生きることを諦めたりしてはダメなんだと、命汚く生き抜かなきゃダメだと思いますw
息子も、意地汚く生き抜こうとする母の姿を見ながら、簡単に死ぬことを選ばない人生であってほしいと願わずにはいられません・・・。